アクア@まりんの言いたい事だらけ♪

かなで治療院・自律神経整体、内臓矯正治療をしています(^^趣味のクルマやカメラのことなど

嫌われ者のコレステロールさん

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皆さんは健康診断受けてますか?

 

おおよそ1年に一回ペースで受ける方が多いらしいですが、中には10年くらい受けたこと無いって方もいらっしゃいます(^^

 

消防士さんは年に2回受けることが義務付けられてるそうですよ!

 

 

やはり職業柄って所ですね!

 

 

さて健康診断受けると血液検査があると思うのですが、なんかALPとかGOTとかクレアチニンとかCKとか謎すぎる項目ばっかりでなんのことやら??

 

 

その中でも比較的イメージしやすい

 

 

コレステロール

 

 

しきりに高コレステロールは病気の素になるって言われてますが、そもそもコレステロールって体内ではどんな役割があるのでしょうか?

 

 

 

 

 

1、各種ホルモンの材料になる

 

ホルモンとは、身体の生体活動をコントロールする物質のことです。

例えば女性ホルモンとか、体内で起こる「炎症」を抑える働きがあるステロイドホルモンとかそんなやつですね!体内では何千種類ものホルモンが常に生産されて、その効果によって生体活動が維持されてます。

ホルモンの乱れからくる不調ですね~とかよく聞きますよね?

そんな色んなホルモンを作る為に必要になる材料がコレステロールなんです!

 

 

 

 

 

2、血管壁の弾力性を保つ

 

血管壁が硬くなると、血管の伸び縮みがうまくいかなくなるので急激な血圧の変動に対応できなくなります。ヒートショックって言葉ありますよね?お風呂から上がって急に寒い所にいったら倒れてしまうよって話。

本来血管は急激に血圧が200以上くらいに上がったとしても、そう簡単には破れません。それくらいで破れたらスポーツ選手や、火事場の馬鹿力出すような場面に遭遇したらすぐ血管が破れるって話になります。

実際はそんなことありませんよね?普段からコレステロールが血管を柔らかく保つために働いてくれてるので大丈夫ってことです。

 

 

 

 

 

3、細胞膜を構成する

 

人間は約37兆個の細胞1個1個の塊と言われてます。その細胞1個1個の外周を覆う膜を構成する成分にコレステロールが含まれているんです。

細胞の膜がうすく脆弱になってると、壊れやすい細胞であると言えます。

壊れてキズついた細胞はガン細胞のお友達です(汗

あまり細胞が壊れないようにするためにもコレステロールが細胞の膜を丈夫にしてくれてるんですね!

 

 

 

 

 

4、脳細胞の材料になる

 

脳はたんぱく質と水と脂質で出来てるんですよ!ちょっとびっくりですね!

という訳で皆さん将来ボケたり、認知症になりたいって思いますか?

少なくとも僕はずっと元気で居たいです(笑

脳細胞の材料の一つの脂質(コレステロール)はそれなりにあった方がよさそうです。

 

 

 

 

という訳でコレステロールってすごく良くないもの!!ってイメージがありますが、なかなか役に立つ面があるんやな~って理解してください(^^♪

 

 

 

そんな役に立つ面があるコレステロールは年齢を重ねていくと、身体の細胞が老化する分、少しでも新しい細胞やホルモンの質が良くなるように、材料になるコレステロールを多く生産します。その結果若い頃に比べてコレステロール値が上がる人が多いというか普通です(^^♪

 

また女性の場合は閉経直前からコレステロール値は高くなります。

 

これは何故かというと、エストロゲンという女性ホルモンの分泌量が若い頃に比べてかなり減る(無くなる訳ではない)ので今まで女性ホルモンの生成で使ってたはずのコレステロールが余ってくるからという学説と

 

エストロゲンには血液中のLDLコレステロールを肝臓に戻していく作用があるので、エストロゲンの量が閉経によって減少すると、血中コレステロールの回収率が下がるのでコレステロール値が上がるといわれます。

 

これらの反応は異常では無く、いたって普通のことなので余程高値を示さない限り心配いらない話なんです。

 

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ちなみに体内のコレステロールの8割以上は肝臓で生産されます。肝臓頑張ってますね~!

食べ物に依存する量は2割に満たないと言われています。

 

昔は卵は一日一個まで!

 

コレステロール値が上がるから気を付けないといけない!!

 

と言われてましたが、近年あまりコレステロール値に卵の摂取は関係ないという逆説が出て来てます。

 

そもそもなぜ卵は一日一個まで!

 

と言われ始めたのか??

 

 

昔、ロシアの科学者がウサギに卵を食べさせてその後、血中コレステロール値を計測した際にとんでもない高値を示したという実験がありました。

この結果は瞬く間に世界に知られることになりました!

そして卵の食べ過ぎは危険!と認知されるようになった流れだそうです。

 

 

でもこれってちょいとおかいしと思いませんか?

 

 

そもそもウサギは人間と違って草食動物です。

雑食の人間と違い、もともと動物性脂肪を分解する酵素を持ってないんです。

そりゃコレステロール値は跳ね上がるに決まってます(笑

 

 

という訳でおかしい話だ!と別のイギリスの学者さんがその実験の30年後くらいに人を対象にした、実験をおこないます。

健康な男女の被験者に1日卵10個食べる生活を3ヵ月おこなったそうです。

 

 

う~んなかなかハードな実験(笑

 

 

結果、コレステロール値が高値を示した人は1人もいなかったそうです。

 

多少上がった人や下がった人は居たみたいですが、そんなハードな食べ方しても大きな変化は出なかったという結論です。

 

 

卵は良質のタンパク源であり、ビタミンC以外のビタミンも含まれる、なかなかいい食べ物なので積極的に食べるといいでしょう!

 

 

 

結構コレステロール値が気になって卵は食べる量制限してる人が多いと思います。

 

もちろん食べ過ぎは禁物ですが、1日10個食べても別に問題なさそう!くらいに思ってもらえたらいいかな(^^♪

 

実際10個も食べるのはしんどいですし(笑

 

 

まとめ

 

コレステロールは身体に役に立つ栄養素の1つで、そこまで嫌いにならないで欲しい!

卵がコレステロール値を上げるという話はちょいと怪しい!

 

という感じです(^^♪

 

 

 少しでもコレステロールに対するイメージが変わればうれしいです!